名前をつける、ということ

1988年の昭和63年生まれなので、まぁ、ゆとり世代と言うやつなのですが、私。

 

ほんとに嫌いなのよそのくくり

 

単に世代を区分するとき(年代の区別とか)、ラベルとしての言い方はそこまで

気にならないのだけど、

マウンティングする時とかに使われると嫌いなのよね。

 

そんなことをしてくる方は、あ、そもそも個人を個人として見る力がないか

見る気がないかという人としてみるだけなのでこっちからのラベリングとしては

使いやすくはなったのだけど、それができるようになったのはここ数年の話なので。

 

最近また気づいたのが、そういや毎年新入社員に~型ってつけるくだらないニュースが流れてるよなって思って。

 

妖怪の名前付けと新入社員の名前つけって似てるなぁって。そう思って。

 

H29年度 「キャラクター捕獲ゲーム型」

H28年度 「ドローン型」

H27年度 「消せるボールペン型」

H26年度 「自動ブレーキ型」

H25年度 「ロボット掃除機型」

H24年度 「奇跡の一本松型

H23年度 「ETC型」

 

書いてて困惑してきた。流行語大賞だこれ。

くだらないと言うか、キモい。

こんなことをいい大人が公表して全国ニュースになってって・・・。

何やってんだまじで。

 

いかんいかん、元々の目的に戻そう。

 

どんな経緯で始まったかはあえてしらべていないので知らないけど。

 

妖怪に名前をつける行為

 ・暗闇に何かいる気がする

 ・怖い

 ・怖いから名前をつける

 ・名前をつけることで知っているものになる

 ・分かった気になる

 ・怖くなくなる

 

というロジックであります。

 

新入社員に名前をつける行為

 ・どんなやつかわからない

 ・自分も若いつもりだけど正直若者の流行りについていけない

 ・もしかしたらものすごい優秀なやつで自分よりあっ等的に以下略

 ・けど社会の先輩としてマウンティングはできたい

 ・そこまでなくても優位な立場は維持したい

 ・けどどんなやつかわからない

 ・~型とかそんな感じでだしてくれる。

 ・なんかわかった気になれる。

 ・上にいる気分になれる

 ・安心する

 

というロジックが働いている人もいるのかな、と。

 

意識してなくてもこれが働いている人もいるんじゃないかなぁ・・・。

 

そういうものが働いてなくても他人を認める力、と言うのは

大事だなぁと思う今日このごろです。

こんなこと書いておきながら、それは自分自身にも働いているはずなので。